学歴があれば実務経験が短くなる

建築士の受験資格は学歴と実務の経験との組み合わせで建築に関する学歴がなくても実務経験年数を積んでいけばいずれ建築士試験を受験できることは前回書いた通りです。

しかし、それにはかなりの時間がかかります。

たとえば建築に関する学歴ををまったく保持していないとすると二級か木造建築士試験を受けるまでに最低でも7年です。

一級建築士試験までには二級建築士に合格してからさらに4年かかります。

しかし、大学または専門学校で認められた科目を修了、卒業すれば卒業後すぐに二級木造建築試験を受けることができます。

また、大学単位が取得できているならば、最短で卒業後2年の実務を積めば二級建築士、建築設備士資格がなくても一気に一級建築士試験を受けられます。

このように受験資格として認められる学歴があれば試験に必要とされる実務経験年数は短くてすみます。

建築に関する学歴をどのように得ていくか、建築士へのル一トを具体的に知り選択していくことが今後のあなたの進学や就職を考えるうえでとても大切になるわけです。